アリクイと私の共通点・・それはアリ好き (現在、メキシコ・クリアカン市在住)


by mangorico
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VIVA MEXICO!

今日は、メキシコ合衆国の独立記念日です。
1810年の今日、スペインの植民地支配に対する反乱が始まりました。
1519年にコルテス率いるスペイン軍が上陸してから、約300年後のことです。
1519年は日本でいうと室町時代、それから300年後というと江戸時代の後期までです(江戸時代は1868年まで)。
日本で政権が次々と変わりながらも、文化が花開いていった時代、メキシコは異なる人種・文化の人々に支配され、搾取される状態にありました。
日本では建国記念日といってもあまりピンときませんが、メキシコではこの日は、自らの手で自由を勝ち取った重要な日なのです。
反乱の口火を切ったのは、イダルゴという司祭でした。
その後彼は捕らえられ処刑されますが、その戦いはモレロスに受け継がれます。
戦いは11年間続き、1821年にメキシコは独立国家として認められました。

8月の半ば頃から、メキシコはお祭りムードに包まれます。
町中はメキシコカラーの緑・白・赤のテープで飾れ、役所や大通りにはイルミネーション。
人々は家の窓から国旗を掲げ、車にも国旗をつけて走ります。
16日の始まる深夜12時、メキシコシティにある国立宮殿のバルコニーに大統領が立ち、イダルゴ神父による独立の叫び(グリートといいます)を再現します。
各州の州庁舎でも知事が同じようにグリートをします。
私も、クリアカン市内にあるシナロア州庁舎に行ってきました。
もう、人・人・人。
もともとお祭り騒ぎの大好きなメキシコ人たち。
大勢の人の熱気でムッとする中、バンダの演奏に合わせて踊り歌い叫んでいます。
時差があるため、シナロア州ではグリートは15日の深夜11時から。
「ビバ メヒコ!(メキシコ万歳)
 ビバ イダルゴ!(イダルゴ神父万歳)
 ビバ モレロス!(モレロス万歳)
 ビバ フアレス!(フアレス万歳、彼はメキシコの元大統領で英雄)
 ビバ ホセファ・オルティス・デ・ドミンゲス!(彼女はイダルゴ神父の妻で、独立に奔走した)
 ビバ パトリア!(祖国万歳)
 ビバ インデペンデンシア!(独立万歳)」
「ビバ メヒコ!」と知事が叫ぶと、それに合わせて人々も「ビバ!」とこぶしを上げて答えます。
国旗をふり、ともに独立を祝う人々。
グリートが終わると花火があがり、みな夜空を見上げます。
その後もバンダの演奏が続き、深夜1時頃まで祭りは続きます。
州庁舎のイベントはあまりにも人が多いので、各家でパーティを開き楽しむ人も多いです。
帰り道、あちこちの家から楽しそうな音楽と笑い声が聞えてきました。

独立してすべてが解決したわけではありません。
スペインの植民地支配によるたくさんの問題が、今も続いています。
解決は容易ではありませんが、いつの日かと願います。
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↑独立記念の名物料理 チレス・エン・ノガーダ
チレ(トウガラシ)の中に豚ひき肉・アーモンド・バナナ・桃などの詰め物をして生クリームをかけ、クルミ、ざくろの実、シラントロ(香草)をあしらっています。
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by mangorico | 2005-09-16 04:34 | クリアカン