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アリクイと私の共通点・・それはアリ好き (現在、メキシコ・クリアカン市在住)


by mangorico
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和歌山といえば

今日はSさんがうちに来て、浴衣の着方を教えてくれました。
その時、メキシコへ持って行く和歌山のおみやげとして、手まりをくれました。
Sさんが、手まり作りの上手な友達に頼んでくれたそうです。

和歌山の工芸品といえば手まりなのですが、今まで全く興味がありませんでした。
ところが、5月に紀南文化会館で行われた展覧会(絵画、書道、版画、写真、いけばなetcの展覧会で、Sさんは版画を出していました。)で手まりを見て、私の手まり観がかわりました。
鶴・亀・松が細かく配置された手まり。
家紋なんかを見ても、日本人って花や生きものを上手に意匠化するなあと感心するのですが、手まりの上の鶴と亀もシンプルで可愛かった。
デザインはシンプルなんだけど、つややかな絹糸で細かく縫われていて見事。
平面じゃなくて立体の上に表現するのって、難しいだろうなあ・・根気のいる作業だなあ・・と思いながら見入ってしまいました。

今日Sさんが持ってきてくれたのは、和歌山を代表する花、梅の模様の手まりと、田辺を代表する弁慶の手まり。
可愛いね、可愛いねえと二人で盛り上がっていると、「お母さんも手まり作ったことあるで」と母。
写真は、一番前が弁慶で、あとの3つは母の手作り。
和歌山といえば_e0025342_2351205.jpg

「若い頃、手まり作りが流行ってんでー。夜寝やんとつくったわー。」とSさん。
「お母さん、こう見えても手芸は得意やってんで」と母。
しばらく手まり話に花が咲きました。
写真の左の二つは、バラの模様と一般的な手まりの模様。
右はしのは、母のオリジナルデザインだそうです。
3面あって、すべて違う花が描かれていてかわいい。
手まりって、画一的なものじゃなくて、自由にデザインを楽しめるもんなんですね。

この手まりたち、すっかり気に入ってしまいました。
わたし「なあ、お母さん死んだら形見にこの手まりちょうだい。」
母「あほ。こんなん今からあげるわ!」
by mangorico | 2005-08-01 23:59 | メキシコ出発まで