アリクイと私の共通点・・それはアリ好き (現在、メキシコ・クリアカン市在住)


by mangorico
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

グアダルーペの日

今日は、聖母グアダルーペの日。
グアダルーペは、メキシコの人々にとってとても大切な存在です。(8/13のブログ参照)
メキシコでは日本よりも祝日が少ないのですが(その分、クリスマス休暇などの長期休暇が多い)、今日はミサに行く人が多いため、学校やオフィスもお休みです。
※後日談:一日休みだと思って学校に行かなかったら、午前中は授業があったそう・・。
クリアカンにはロミータという教会があり、これは聖母グアダルーペのための教会です。
前日からバンドや屋台が出てにぎわっているというので、エドと一緒に行ってみました。

ロミータは小さな丘の上にあります。
教会に向かうゆるやかな坂道には、屋台の灯りがともり、大勢の人のざわめきが聞こえてきます。
e0025342_7221816.jpg

ゆでとうもろこし(エスキーテス)、とうもろこしで作った甘いホットドリンク(アトレ)、ソーセージ、チュロス、ホットケーキ、ホットドッグ、ハンバーガー、タコスなどの食べ物屋台。
聖母グアダルーペの像やポスター、絵を売るお店。
アクセサリーなどの雑貨屋さん。
サッカーゲームやバスケットボールゲームなどの遊戯屋さん(カップルのうちの男性が、彼女にかっこいいところを見せようとして挑戦。しかしうまくいかず失敗することが多い・・きっと、うまくいかないようなしかけがしているんだよ byエド)。
そして、出張写真館。
e0025342_722375.jpg

グアダルーペのイラストをバックに家族やカップルでパチリ。
中には、写真のような馬の乗り物や、本物のポニーを連れてきているお店も。
今日は子どもたちは(もちろん大人もOK)、グアダルーペなどの刺繍を施した民族衣装を着て出かけます。
これは、最初に聖母グアダルーペに出会い、教会を建てるようにとのお告げを受けた先住民、フアン・ディエゴにちなんでいるとか。
せっかく子どもたちがかわいい格好をしているんだから、写真を撮ろうというお父さんお母さんのおかげで、写真館やポニーは人気です。
かわいかったので、私も一枚撮らせてもらいました。
e0025342_72923100.jpg

坂道を登りきって教会に着くと、教会もその前の小さな広場も、人でぎっしりと埋まっていました。
バンドが演奏していますが、人の波に埋もれてしまって見えません。
教会に入るのはあきらめて、もと来た坂道を引き返しました。

人々のざわめき、写真館の呼び込む声、食べ物のおいしそうな匂い、そして、屋台の裸電球がゆれています。
押し合いへし合いしながら歩いていると、エドが、「この電気、誰も払わないんだよねー。」と言います。
「え?みんな、バッテリーを持ち込んで電気をつけているんじゃないの?」と聞くと、少し先にある街灯を指差して答えました。
「あの街灯から、勝手に電気を引いているんだよ。」
よく見ると、街灯からは電気のコードらしきものが出ていて、それが道の上を無造作に走り、各屋台につながっています。
そんなことができるんだなあーと感心していると、突然、ある一角の電気が消えました。
誰かがコードを引っ張ったか切ってしまったよう・・・。
一瞬みな驚いたようすでしたが、また何事もなかったかのように、たくましく物を売り込んでいます。
20分ほどで、電気は戻りました。

ロミータに来るまで、グアダルーペの日はもっとまじめな、宗教的な日だと思っていました。
もちろん、真剣にロミータの中で祈る人も、他の教会のミサに行く人も、静かに過ごす人もたくさんいます。
しかし、屋台のにぎわいを見ていると、ちょっと非日常的な、楽しいお祭りの日なんだなあと感じました。
日本のお祭りだって、当たり前すぎて忘れていたけど、基本は宗教的なものです。
人が大勢集まるとなれば、食べ物も飲み物も必要だし、お守りなんかを売る店も登場するだろうし、わいわい楽しくなってくると財布のひもも緩んで、何か買っちゃおうという気分になるでしょう。
祭りに行く人々の需要と、売り手側の「祭りに乗じて売り込もう」という供給があって、この屋台は成り立っているんだなあ。
そんな、祭りの起こりを想像する一日でした。
[PR]
by mangorico | 2005-12-12 06:23 | クリアカン